台湾書籍(ライトノベル・キャラ文芸・あやかし系)イラストの話
台湾で初めて描かせていただいたシリーズの話。
あやかし系のライト文芸のイラストです。
第1巻の表紙。
完成品をいただいた時の感動を今でも覚えています…。
元々、キャラ文芸やライト文芸の挿画を描きたいと思っていて、
そんな風なイラストをたくさん描いてきたのですが、まさか台湾の方が見つけてくださるとは思ってもみなかったので、とても感動しました…。
第1巻は背景に思い切りあやかしを入れて描きました。
あやかしを描くのとっても楽しかったので、また描きたいな…。
表紙の時点では、まだ二人は知り合いではない、というのを表せていたらと思います。
第2巻。
夏!という色にしたくて、青を基調に描きました。
狐面描くの楽しかったです…。
第3巻。
かなり私の好みの色合いと風景で描かせていただきました…。
気に入っています。
光と陰の表現をするのが好きなので、ここぞとばかりに描きました。
紅葉と、空の色に秋を感じられたらと思います。
第4巻。
最終巻です。
一番に気に入っているイラストになります。
冬なので、まず色合いをどうしようかと随分悩みました。
カラフルにしたら冬の中のキンとした雰囲気が出ない…と思い、極力色を抑えることにしました。
また、背景もかなり力を入れて描いた記憶があります。
日本家屋のある風景を描くのがとても好きなので、嬉々として描きました…笑
台湾書籍のイラストは本当に楽しく描かせていただいているなあと、改めて思いました。
人物と背景、光と陰が一緒にある写真のような絵を描くのが好きなので、精進していきたいです。
キャラ文芸、ライト文芸などの挿画は、これからももっと挑戦してみたい分野です。
台湾書籍(中華ファンタジー・少女小説系)イラストの話
いつもすっごく楽しく描かせていただいている、台湾書籍のイラストについての話。
大竜門宿屋シリーズの第1巻。
すごく楽しく描かせていただいたシリーズです!
キャラクターデザインから細かに描かせていただきました。
衣装や髪型を考えるのがすごく楽しかったです。
以前から、ファンタジーものでは中華ファンタジーのご依頼をいただくことが多く思います。
たっぷりフリルを描くのも実は大好きなので、西洋ファンタジーも描いていきたいですね…!
女の子を描くのもすごく楽しくて好きです。
2巻
3巻
ちょっとドキドキできるように描きました…笑
最終巻です。
ご担当してくださった編集様に大変褒めていただけた一枚にもなります。
私もかなり楽しく描いていたので嬉しかった記憶があります。
3巻よりさらにどきっとするような描写ができていたらな…と思いながら描きました。
全4巻シリーズでしたので、1巻ごとに色のテーマを決めていて、
赤色系・黄色系・紫色系・青色系
という風にまとめていました。
前景に花を描いているのも、統一感が出るようにと思って描いています。
それぞれにかかる日にちは、やり取りを除けば4日程になっています。
シリーズものは、キャラクターデザインからずっと同じキャラクターをたくさん描けるので、思い入れが強くなってとても好きです!
小学生の男の子
久しぶりになんでもないオリジナルを描きました。
配信のリクエストでした。
(ありがとうございました!)
せっかくなので、色々載せてみます。
ラフ。(兼、下書き)
大ラフはかなり雑というかほぼアタリになります。
この時点で既に色味を大まかに決めてから進めます。
仕事では色味でいくつかパターンを出すこともあります。
線画です。
以前は細かく服のシワまで線画を描いていましたが、最近はカラーの場合だとこんな感じのさっぱりした線画になってきました。
細かい線画も好きなので、その時々で変えても面白いかな、と思ったりしてます。
別バージョン。
上から被せている影がないだけです。
これもこれで良いかなあ、と思います。仕事だとこのパターンも一緒に出してしまうやつです…。
配信を見てくださっていた方はもしかすると思ったかもしれないのですが、
私かなりレイヤーを使って色塗りをするので、時々レイヤー数が上限に達することがあります…笑
もっと良い描き方があるのでは…と模索しています。
絵については常に研究中です。色々考えて描いているのが楽しかったりします。
銀杏のある庭のイラスト(秋)
秋の伊達組の絵の話。
大きい絵はこちら
季節ごとに日々を楽しんでいる伊達組が描きたくて描いているシリーズ。
今回は秋です。
紅葉と迷ったのですが、紅葉はよく描いている気がしたので、銀杏にしました。
銀杏の木、綺麗な黄色でとても好きなのです…。
銀杏も美味しいですしね!
かなり人物を小さくし、木の大きさを出したかった絵です。
大きな銀杏のある庭なんて素敵だなあと考えながら描いていました。
いつもこういったイラストは、絵の中からキャラたちの会話が聞こえてくるような、
そんな絵を描きたいと思いながら描いています。
線画はこちら
驚 き の 白 さ 。
自然物は基本的に、前景でない限り線画は描かないので、いつもこのような感じになります…。
自然物を描き込んでいる時がすごく好きです。楽しいです…。
おまけの人物アップ線画。
…あんまりアップにならなかったです…笑
次はどんな彼らを描こうかな、と考えています。
新緑のイラスト
新緑の季節の絵について。
大きい絵はこちら。
新緑の色と輝きが好きで、いつか絶対描きたいと思っていました。
制作期間は梅雨明けの絵と同じくらいかなと思います。4日くらい。
私が住んでいる周辺には緑が多く、新緑の季節は本当に綺麗なので、そんな雰囲気が伝わればという思いで描きました。
天気の良い日に窓から外を見ると、前景の影が濃くなるところとか好きです。
なんとも言えない気持ちになります。
本当はキャラも顔が見えないくらい影を濃く置こうかとも思ったのですが、さすがに誰かわからなくなると思ったので今回はやめました。
マントとかが光で透ける感じが出せてたらなあと。
水の映り込みとかも今回ちょっと挑戦してみたのですが、かなり難しいですね。
習作いろいろ描いてみたいです。
この絵の線画はこんな感じでした。
基本的に自然物は前景にある場合等を除いて、色塗りの時に描く事が多いです。
なのでこんな風な線画になります。背景真っ白…!笑
こういう本丸良いなあと思いながら…。
彼等がどういった会話をしていて、これからどこへ行くのかな、とか考えていただけたら嬉しいです。
梅雨明けのイラスト
梅雨明けの伊達組絵について。
大きい絵はこちら
かなりお気に入りの一枚です。
制作時間はラフ〜完成まで、だいたいの合計日数だと4日くらいでしょうか。
(合間に仕事や原稿などしていたので、実際はもう少し日数かかっています)
夏!という感じを出せたらなと思ったので、色を濃いめに置きました。
光と影も強めに、そしていつもより鮮やかにしてみました。
季節感が出ていたら良いなと思います。
季節感や空気感、絵の雰囲気などは大事にして行きたいところです。
ところで私はタチアオイが好きなのですが、描くの大変なんですよね…汗。
でもタチアオイは梅雨が明けて夏が来る時期のとても綺麗な花なので、どうしても描きたくて、気合いで描きました。
あと貞ちゃんにタチアオイと背比べしてみてほしかったので…。
(タチアオイ、かなり高く伸びるようです)
奥にあるのは本丸です。
帰るところかな?とか思っていただけたら…。
私はこういう一枚絵を描く際に、画面の中にいるキャラクターたちが、何を考えていて、何を話していて、どういう状況なのか、とかそういったことを考えながら描いています。
なので、彼等は今こういう会話してるのかな〜とか、こういうことを考えてるのかな〜とか思ってもらえたら嬉しいです。
個人的ポイントは、彼等が持っている傘がそれぞれ違うところです。笑
それぞれのこだわりの傘。